【2023年】イカメット申請にかかった費用は約7万円!内訳を公開。

この記事はこんな人におすすめ
  • イカメットを申請にどのくらい費用がかかるのか知りたい人
  • イカメット申請費用を少しでも安くするコツを知りたい人
  • トルコに長期滞在をする予定なので、イカメットの情報を知りたい人

トルコで90日以上の長期滞在をする際に必ず申請が必要となるイカメットですが、イカメットの申請には賃貸物件の認証や、移民局への申請費用の支払いなどがあり、多くの費用がかかります。

この記事では、2022年12月にイスタンブールでイカメット新規申請をした筆者が、イカメット申請に必要となる費用や内訳などについて解説していきます。

本記事の掲載情報・料金について

本記事の掲載情報・料金について

・本記事にて掲載されている情報は、取材時(2023年01月現在)の情報となります。
記事内での算出金額は執筆時点での為替レートに基づき1TL=¥7.5/1$=¥135で算出しております。
・イカメット取得に関する情報は非常に流動的で、イカメット申請の難易度や情報等は随時変更される可能性がありますので、ご注意ください。

目次

【結論】イカメット申請でかかった費用は約7万円。

イカメットとは?

イカメットとは、トルコの入国規定で定められている日数を超えてトルコに滞在する場合に必要となる、滞在許可証のことです。
日本人の場合、180日間のうち合計90日間を超えてトルコに滞在する場合は、イカメットの取得が必要となります。

イカメットの最新情報・申請に必要な書類・申請の流れなどは、下記の記事で徹底的に解説しています

たびすけ

イカメット申請、トータルで費用はどれくらいかかりますか?

筆者の場合、2022年12月のイカメット新規申請時に合計で¥70,162かかりました。(イスタンブール市内)

なお、僕のイカメット申請時の前提条件は以下の通りです。

  • 少しでも節約するために最安のイカメット代行業者をリサーチ
  • イカメット申請作業と健康保険加入の手配のみ代行業者に委託(若干安い)
  • 公証役場での賃貸物件契約の認証料は相場より若干高め(家賃が高かったため)
  • 公証役場で翻訳料の支払いあり(トルコ語が理解できる場合は不要)

イカメット申請にあたり、筆者はまず初めにイスタンブール中のイカメット代行業者を駆け回り、イカメット代行費用を徹底的にリサーチしました。

筆者がイカメットを申請した2022年12月現在では、イカメット代行業者の平均費用は$350〜$400(¥50,000前後)でしたが、筆者は少しでもイカメット申請費用を節約するために、イカメットの申請作業および健康保険加入の手配のみを委託しました。

また、イカメット代行業者は基本的に米ドルまたはユーロでの決済となることが多いため、円安などの外部要因により費用が前後する可能性があります。

くまの

筆者の場合は円安時期であったため、イカメット代行料が高額な時期でした。

イカメット代行業者のサポート内容・費用などについては以下で解説しています。

【内訳】イカメット申請に必要な費用

イカメット申請に必要な費用の内訳は以下の通りです。

本記事の掲載情報・料金について

・本記事にて掲載されている情報は、取材時(2023年01月現在)の情報となります。
記事内での算出金額は執筆時点での為替レートに基づき1TL=¥7.5/1$=¥135で算出しております。
・イカメット取得に関する情報は非常に流動的で、イカメット申請の難易度や情報等は随時変更される可能性がありますので、ご注意ください。

イカメット申請時の費用一覧

スクロールできます
No.項目費用(TL)費用(¥)
1各種必要書類のコピー料₺10.0¥37.5
2証明写真の撮影料₺50.0¥375
3公証役場(Noter)での賃貸契約認証料₺1,356.6¥10,175
5公証役場(Noter)での通訳者委託料₺1,100.0¥8,250
6イカメット申請代行手数料₺3,600.0¥27,000
7トルコの民間健康保険加入料₺1,000.0¥7,500
8イカメットカード発行手数料₺160.0¥1,200
9居住許可料₺1,045.0¥7,838
10シングルエントリービザ料₺1,033.6¥7,750
合計₺9,355.2¥70,162
たびすけ

7万円は高いですね、、

2022年12月現在、イカメット申請に必要となる書類が以前に比べて増えているほか、申請に要する手数料等が値上げしている影響で以前に比べるとかなり高額です。

なお、申請に要する費用は、

  • イカメット代行業者に依頼するかどうか
  • 申請者の人数
  • 申請者の年齢
  • 賃貸物件の家賃
  • 賃貸物件の契約期間
  • 申請時のレート

など、申請時の状況により大きく異なります。

また、必要書類に追加書類等が求められた場合は、これに加えて発行手数料等がかかる場合もありますので、注意しましょう。

たびすけ

わー!ちなみに、内訳の詳細を教えて欲しいです。

各種必要書類のコピー料

各種必要書類のコピー費用は、コピー屋で₺5.0(約¥38)でした。

コピー費用はカラーや、コピー枚数などで変動しますが、イカメット申請では白黒コピーで問題ありません。

なお、イカメット申請時にコピーが必要となる書類は以下の通りです。基本は2部ずつ用意し、1部を手元に残しておくと安心です。

▼コピーが必要な書類一式

・パスポート(顔写真ページ/入国スタンプが押されたページの2種)
・イカメット申請フォーム
・賃貸契約に関する公証役場での認証書類
・トルコ不動産証書(TAPU)
・自然災害保険加入証明書(DASK)のコピー
・トルコで加入した健康保険証書(補償内容の概要ページ/保険会社の署名ページの2種)

証明写真の撮影料

証明写真の撮影費用は、写真屋で4枚₺50.0(約¥375)でした。

街中にある写真屋で撮影が可能で、提出時には4枚を切り分けている必要があります。

公証役場(Noter)での賃貸契約認証料

公証役場(Noter)での賃貸契約認証料は、₺1,356.6 (約¥10,175)でした。

賃貸契約の認証料は、認証期間(=家賃契約期間。通常は1年)あたりの家賃総額により変動します。筆者の場合は、相場よりやや高めの家賃で賃貸契約を行ったため、比例して公証役場での賃貸契約の認証料は相場よりやや高めでした。

なお、外国人が初めて公証役場(Noter)で書類を認証する場合は、パスポートを身分証明書として公証する必要があり、この費用も含まれています。

公証役場(Noter)での通訳者委託料

公証役場(Noter)での通訳者委託料は、₺1,100(約¥8,250)でした。

公証役場(Noter)での認証時には、本人がトルコ語を理解できない場合には通訳者に翻訳を依頼する必要があり、通訳料がかかります。この通訳者は公証役場(Noter)側で認定した通訳者である必要があるため、友人や付き添い人などが翻訳してくれる場合でも認められないため注意しましょう。

どのくらいのレベルなら通訳が必要?

筆者は日常会話レベルのトルコ語を理解し、ビジネスレベルでの英語を理解できますが、通訳者が必要でした。公証役場側で必要有無を判断するようですが、ネイティブまたはそれに等しいレベルでトルコ語を理解できる場合以外は、必要コストとして考えておくと安心です。

イカメット申請代行手数料

イカメット申請代行手数料は、₺3,600(約¥27,000)でした。

筆者の場合は、イカメットの申請作業および健康保険加入の手配のみを代行業者へ委託しましたが、ほとんどのイカメット代行業者では、トルコの健康保険料や税務署へ支払う一部の申請費用など含み$370(¥50,000)前後が目安です。

くまの

筆者の場合は申請代行手数料は安いですが、健康保険料や一切の申請費用は含まれないため、トータルでみるとそこまで大差ありません。

イカメット代行業者のサポート内容や費用感次第で、結果的にかかるトータルの費用は変動しますので、この部分の費用は場合により異なります。

トルコの民間健康保険加入料

トルコの民間健康保険加入料は、₺1,000(約¥7,500)でした。

健康保険加入料は、保険会社、健康状態、年齢などによって変動するものの、以下が目安です。

▼健康な26歳〜45歳が契約する場合の保険料の目安

【1年目】:₺1,100(約¥8,250)
【2年目】:₺1,800(約¥13,500)

筆者はイカメット代行業者側の選定でSompo Sigorata(損保ジャパンのトルコ支社)を契約をしました。

イカメットカード発行手数料

イカメットカード発行手数料は、₺160(約¥1,200)でした。

イカメットカード発行手数料はイカメット申請者全員が必ず支払う費用で、トルコ政府移民局によって決められています。

居住許可料

居住許可料は₺1,045(約¥7,838)でした。

居住許可料は一部の国籍を除いて支払いが必要な費用で、トルコ政府移民局によって決められています。

日本国籍者の場合は費用が他国と比較して安くなっており、$56を基準として換算されます。(2023年現在)

シングルエントリービザ料

居住許可料は、₺1,033.6(約¥7,750)でした。

シングルエントリービザ料は一部の国籍を除いて支払いが必要な費用で、トルコ政府移民局によって決められています。

▼シングルエントリービザ料とは

シングルエントリービザとは、合計90日を超えてトルコに滞在するために一時的に必要となるビザのこと。申請の過程で一時的に90日を越える可能性があるため、シングルエントリービザ料を支払う必要があります。

なお、この費用は新規申請者のみ支払いが必要な必要となっており、イカメット更新者は不要です。

【反省点】イカメット申請費用を少しでも安くするには

たびすけ

う〜、、イカメットやっぱり高いです。どうにか費用を少しでも安くする方法はありますか、、?

イカメット申請を通して、費用を大幅に安くする方法はありませんが、少しでも費用を安くしたい場合は、以下のポイントを抑えることで、若干ながらコストを抑えることができると感じました。

代行業者を徹底的にリサーチし、比較する

イカメット申請を代行業者に依頼する場合、代行業者を徹底的にリサーチし、比較しましょう。(できれば直接訪問する)

仮に代行手数料が同じだとしても、代行業者によってサポート内容や実績、含まれる金額が大きく異なります。代行業者がイカメット申請時のコストパフォーマンスや心理的負担を変えるといっても過言ではありません。

  • どの範囲までサポートしてくれるのか
  • 実際の申請経験(=実績)は豊富か
  • 費用には何が含まれるのか

といったポイントを中心に、徹底的にリサーチを重ねるのが大切です。

ちなみに、イカメット申請業務を全て自力で進める場合は代行手数料が抑えられるためガッツリ節約ができますが、筆者はイカメット代行業者は利用すべきと考えています。

イカメット代行業者についてや、代行業者を選ぶ際の注意点は以下の記事で解説しています。

家賃をできるだけ抑える

賃貸物件の家賃はできるだけ安いほうがいいです。

本記事内でも解説しましたが、公証役場(Noter)によると、賃貸契約の認証料は認証期間あたりの家賃総額により変動するとのことです。

月額あたりの家賃が安ければ安いほど認証料も抑えられますし、イカメットの申請自体が却下される場合もあるため、家賃はできるだけ安いほうがいいです。

くまの

最悪、イカメットが取得できれば家賃や条件の良い賃貸物件へ引っ越すこともできますしね。

コピーや証明写真の撮影回数を少しでも減らす

コピーや証明写真の撮影は、費用はわずかですが、回数が重なると出費になります。

筆者は必要な書類をコピーし忘れていたり、写真の枚数が足りなかったりと、何回も行き来することになりました。事前にコピーが必要な書類や証明写真のサイズ規定はしっかり確認し、効率良く申請を進めましょう。

【まとめ】イカメット申請費用は6〜7万円を予算とするべし。

イカメット申請にかかる費用まとめ

・筆者は約7万円かかった
・代行業者の有無や申請者の条件などで多少変動
・安くするためには代行業者を徹底比較
・物件はできるだけ家賃を抑える

筆者が2022年12月にイカメット申請をした際、合計で¥70,162かかりました。(イスタンブール市内)

イカメット申請費用は、

  • イカメット代行業者に依頼するかどうか
  • 申請者の人数
  • 申請者の年齢
  • 賃貸物件の家賃
  • 賃貸物件の契約期間
  • 申請時のレート

など、申請時の状況により大きく異なりますが、¥65,000〜¥70,000前後を予算としておくのが良さそうです。

以前に比べ高額になりつつあるイカメット申請費用ですが、少しでも費用を抑えるには、

  • 代行業者を徹底的にリサーチし、比較する
  • 家賃をできるだけ抑える
  • コピーや証明写真の撮影回数を少しでも減らす

という点をポイントに、綿密に申請準備を進めるのが大切です。

なお、イカメット申請費用は今後変更される可能性があり、必ずしも同じ費用ではない点にも注意してください。

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